漠然として、自分にも分からないけれど心のずっと奥のほうにある、大切にしまっている「こんな家に住みたい」という理想の暮らしのシーンを形として目の前に現すこと。
予算や不安に悩み、「自分の望む家はひょっとしたら出来ないかもしれない…」、「諦めて、ありきたりの家のサンプルの中から選ぶしかないのか…」、
そんな人と、笑顔でゆっくり話し、自分たちだけでは到底考えることが出来なかった素敵な、思い入れのある家を一緒に作り上げること。
これが建築士の仕事です。
ご相談される前から、数多くの雑誌の情報や、以前に聞いた営業マンさんの言葉から諦めてしまっている方もいらっしゃいます。
その度、私は少し悲しくなります。ああ、なんということだ、このお客さんは、雑誌の記事を信じ、「その予算では無理ですよ」なんてヒトコトで切り離す営業マンさんの言葉を信じています。
私と一緒に相談して、ゆっくり時間を頂ければ、すぐさま解決とはいかないけれど、
あなたが信じてくれるのならば、あなたが話してくれるのならば、
建築士が時間を掛けて頭をひねれば、憧れていた庭を現実することも、本当は欲しかったあの部屋の眺めを実現することも出来るかもしれないのに…
私の仕事は、あなたが本当に、子供の頃から憧れていたいつか夢見た家をつくること。
どうか建築士である私と、その夢を話す時間を下さい。
その夢を実現すること。
それが、岸井設計室の仕事。
建築士の仕事なのです。
大切にしていること
●人のつながりを大切に
住まいは、多くの「人の手」によってつくられます。
木を育てる「山の人」、
木を加工する「製材所の人」、
住まいを計画する「設計の人」、
住まいを造る「施工の人」、
そしてそこに「住む人」。
携わる全員がお互いを知り、手を取り合って家づくりを行う。
そうして出来上がった住まいは、どんなに素晴らしい住まいになるだろうと考えます。
●家づくりで大切にしている6つのこと
①敷地の魅力を素直に取り組むこと
②住まい手の安全を第一に考えること
③居心地の良さを求めること
④永く住み続けられること
⑤自然素材を使い、木の家をつくること
⑥造り手の顔が見えること
岸井設計室では、これらのことを大切にしながら、
具体的には次のような設計コンセプトで家づくりを行っています。
― 設計コンセプト ―
いつでも、いつまでも住み心地の良い住まい
●「いつでも」とは
◎春、夏、秋、冬、それぞれの季節を楽しめる
[春・秋を楽しむ]
・心地よい風を取り入れる
[夏をひんやり過ごす]
・暑い日差しを遮る
・熱を入れない&逃がす
・湿気を自然素材(木・土・紙など)でコントロール
[冬をほっこり過ごす]
・日差しを取り込む
・熱を蓄える
・焚き火と同じ輻射熱で暖める
◎素足でも気持よくどこでもゴロッとなれて、つい昼寝もしたくなる
◎使いたいモノが使いやすいトコロにしまえてスッキリ
●「いつまでも」とは…
◎年月を重ねたとき、それが味わいとなって愛し続けられる
◎想定される自然災害(地震、台風など)から家族を守ることができる
◎メンテナンスできる素材や造りで、手入れをし続けられる
◎住まい手の世代が交代した時に、すっと受け入れられる「シンプル」さ